一度だけ放送された幻のセイコーのCM 「一秒の言葉

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「一秒の言葉」

「はじめまして 」

この1秒ほどの短い言葉に,一生のときめきを感じることがある。

「ありがとう 」

この1秒ほどの短い言葉に,人のやさしさを知ることがある。

「がんばって 」

この1秒ほどの短い言葉に,勇気がよみがえってくることがある。

「おめでとう 」

この1秒ほどの短い言葉に,幸せにあふれることがある。

「ごめんなさい 」

この1秒ほどの短い言葉に,人の弱さを見ることがある。

「さようなら 」

この1秒ほどの短い言葉に,一生の別れになるときがある。

1秒に喜び,一秒になく。

一生懸命,1秒。

当時広告マンとして働き、現在は漫画として活躍している小泉吉宏さんの詩だ。

1984年にラジオのCMとして制作され週1回1年ほど放送された翌85年にテレビCM化、そして同年暮れの「ゆく年くる年」で放送された。校舎を背景に、詩が流れるセイコーのイメージCMだ。

放映後には、その短い言葉たちに打たれた人たちの反響があった。結婚式のスピーチに引用されたり、今では小学校の道徳の教材にもなっている。

語りつくせない思いを短い言葉にたくす。

時間に追われる現代ではその短い言葉さえも省略されがちだ。

人と人のつながり。

それは言葉と時間の織り成すストーリーだろう。2008年6月10日。この幻のCMはハイビジョン映像でのリメイクで再度登場する。

作者の小泉さんはこう語る。「広告マン時代に作ったCMが、このような形で語り継がれているのは感無量」。

小泉吉宏

「心」を描いたシッタカブッタシリーズは180万部を超えるベストセラーとなった。

主な作品

シッタカブッタ

「ボクの愛を、どうしかわかってくれないの?」とシッタカブッタはじたばたと苦しみます。恋するとつい思い込んでしまう心の動きの数々と、立ち直っていく姿を、楽しいイラストと言葉で見せてくれます。それは人生の見方のヒントにもなります。


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