一度だけ放送された幻のセイコーのCM。「一秒の言葉」

最終更新日:2009/07/11 05:18

一度だけ放送された幻のセイコーのCM。「一秒の言葉」

一度だけ放送された幻のセイコーのCM。「一秒の言葉」

「はじめまして 」
この1秒ほどの短い言葉に,一生のときめきを感じることがある。


「ありがとう 」
この1秒ほどの短い言葉に,人のやさしさを知ることがある。


「がんばって 」
この1秒ほどの短い言葉に,勇気がよみがえってくることがある。


「おめでとう 」
この1秒ほどの短い言葉に,幸せにあふれることがある。


「ごめんなさい 」
この1秒ほどの短い言葉に,人の弱さを見ることがある。


「さようなら 」
この1秒ほどの短い言葉に,一生の別れになるときがある。


1秒に喜び,一秒になく。


一生懸命,1秒。



当時広告マンとして働き、現在は漫画として活躍している小泉吉宏さんの詩だ。

1984年にラジオのCMとして制作され週1回1年ほど放送された翌85年にテレビCM化、そして同年暮れの「ゆく年くる年」で放 送された。校舎を背景に、詩が流れるセイコーのイメージCMだ。

放映後には、その短い言葉たちに打たれた人たちの反響があった。結婚式のスピーチに引用されたり、今では小学校の道徳の教 材にもなっている。

語りつくせない思いを短い言葉にたくす。
時間に追われる現代ではその短い言葉さえも省略されがちだ。

人と人のつながり。

それは言葉と時間の織り成すストーリーだろう。

2008年6月10日。この幻のCMはハイビジョン映像でのリメイクで再度登場する。

作者の小泉さんはこう語る。「広告マン時代に作ったCMが、このような形で語り継がれているのは感無量」。

小泉吉宏

「心」を描いたシッタカブッタシリーズは180万部を超えるベストセラーとなった。


シッタカブッタ

「ボクの愛を、どうしかわかってくれないの?」とシッタカブッタはじたばたと苦しみます。恋するとつい思い込んでしまう心の動きの数々と、立ち直っていく姿を、楽しいイラストと言葉で見せてくれます。それは人生の見方のヒントにもなります。

主な作品